この日、会見に出席したのは谷川貞治K-1イベントプロデューサー、アンディ・サワー、秋山成勲、そして所英男の4人だ。
 谷川プロデューサーは、昨日の大会の総括をすると、11・5『K-1 FIGHTING NETWORK KOREA MAX 2005 』&『HERO'S 2005 in SOUL』の合同昼夜興行について言及。まず、『KOREA MAX』には昨日、安廣一哉に圧勝したレミギウス・モリカビュチスの出場が、急遽決定。安廣戦が高評価を受けてのオファーとなり、今度は韓国のファンの前でK-1ルールの試合を行うことになった。対戦相手は韓国人選手で調整中とのことである。

 また、注目の『HERO'S in SOUL』は韓国vs世界の10vs10マッチとして行われることが決定。この韓国代表として、秋山成勲が「チュウ・ソンフン」という韓国名で出場することが決定した。母国凱旋となる同大会について秋山は、「韓国側で出られるのは思い入れもあるし、勝って韓国の人に応援してもらえるようにいい試合をしたいです。なかなか帰ってなかったので、また新しい力が付くんじゃないかと思って楽しみにしています」と抱負を述べた。対戦相手はまだ決まっていないが、谷川プロデューサーは、「日本人と対戦させても面白い」と示唆している。

 また、韓国側からキム・ミンスの出場も決定。キムは大会まで秋山との練習を希望しており、数日中に来日するとのこと。さらに、秋山に続いて、在日韓国人の選手や北朝鮮の選手なども出場候補に挙がっており、話題を呼びそうだ。日本側からは宮田和幸、高谷裕之、大山峻護らが出場候補に挙がっている。
 韓国では総合格闘技はまだ始まったばかりだが、人気は急上昇中。K-1ではチェ・ホンマンが大ブレイクしたことで、K-1の人気は盛り上がったとのことで、チェに続く韓国人ファイターのスターとして、秋山やキムにかかる期待は大きい。

 秋山が韓国代表として試合に出るのは、2001年4月にモンゴルで開催された柔道のアジア選手権以来。昨日の大会ではパンチで相手をTKOに仕留めたことで、また新たな引き出しを見せた秋山が、今度は母国・韓国でどのようなファイトを見せてくれるのか? 日本では、同大会をTBS系列で翌日の深夜枠で放送される。■


『みのもんた朝ズバッ!』に出演して目録をゲットした
 この日の会見には所英男も出席。昨日の試合内容については、「展開が少なかったかなと。勝ててほっとしているが、展開が多い試合ができるように頑張りたい」と反省していたものの、谷川プロデューサーは大晦日の『Dynamite!!』出場候補に挙がっていることを告白。昨日の試合後、本人が「ボブ・サップが相手でもいい」と発言したことに対して、「決めちゃってもいいんですけど(笑)」という一幕もあった。所の今後の予定は、11月23日(水・祝)にZepp Tokyoで開催される『ZST8 旗揚げ3周年記念大会』への出場が決定している。そして、自らが保持するGT-F(『ZST』が主催した打撃なしの組み技ルールの大会。昨年3月の同大会で所が優勝している)のタイトルマッチが組まれる予定とのことだ。


『HERO'S 2005 in SOUL』大会実施概要


昨日の試合に見せたハイキックで右足を負傷したという秋山だが、韓国大会に向けてモチベーションは上がっている


昨日の『K-1 WORLD MAX』の視聴率は14.8%。瞬間最高視聴率は19.7%で、これを記録したのはガオグライ・ゲーンノラシンvs佐藤嘉洋の試合だ。同時間帯では並びでダントツトップだった




Copyright (C) 2006 HERO-S Mail to:
Copyright (C) 2006 G.T.Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
当サイトで使用している写真およびテキストの無断転載を禁止します。