──お久しぶりですっ! 今日は宮田選手の今年の目標や意気込みなどをお聞きしたいと思います!
宮田 うん、はぁ…。
──あれ? 今日はちょっといつもに増してテンション低すぎじゃないですか?
宮田 いや、なんか、昼間ちょっと唇切るくらいの練習してたから、疲れちゃってて。
──そんなハードなトレーニングを? 大丈夫ですか?
宮田 (うん)
──では、まずは2005年を振り返りつつ、近況を教えてください。
宮田 9月(『HERO'S』での須藤元気戦)があんまりいい試合じゃなかったから、それ以後はずっと練習してました。10月にラスベガス合宿に行ったり、年明けにはタイ合宿行ったりして、いろんな経験してきました。
──アメリカ合宿はどうでした?
宮田 アメリカではラスベガスのコンバットジムっていうヒース・ヒーリング選手のいるジムで、柔術の先生について教えてもらってました。そこはUFCのチャンピオンがいたり、プロの指導者がいて良かったです。日本だとみんなで集まってスパーリング中心になっちゃうんですけど、向こうでは先生とマンツーマンで基礎からキッチリ教えてもらいました。
──良い先生に巡り会えました?
宮田 ブラジルの柔術黒帯の先生に教わったんですけど、凄く強くて、スパーリングしてても悪いところがあるとすぐ「ココはこうだよ」って教えてくれるんで良かったです。今まではそういう経験がなくて、自分から聞いてる感じだったんで。
──じゃあ、良い練習ができましたね。
宮田 うん、だから韓国大会(11・5『HERO'S』)は凄い自信あったんだけど、練習追い込みすぎてケガしちゃって(左足の小指を骨折)。
──今はもう大丈夫ですか?
宮田 うん、大丈夫。11月の試合も出れるか出れないかだったんだけど、一応やめといた。

──タイ合宿はどうでした?
宮田 それも同じような感じで、タイ人の先生に一から打撃を教えてもらってました。朝はちょっと走って、午前と午後でミット打ちと、軽くスパーリング。向こうは1カ月に1回くらいムエタイの試合があるから、ケガしない練習法って感じなんで僕にはちょうど良かったです。でも、午前と午後で毎日蹴りすぎて足のスネが痛くなっちゃって、練習行くのが憂鬱になっちゃった。ホント、病院にいったほうがいいのかな?ってくらい腫れちゃって。でも日本に帰る2日前くらいになって治った、っていうか慣れました。
──わ〜、スネは固くなりました?
宮田 うん、今は全然大丈夫になった。もう、なんでも経験だから、去年の今とは全然レベルが違う。やっと、ちゃんと一流の選手と闘えるレベルになったきた。
──自分で強くなったなって実感あります?
宮田 うん、スパーリングとかはまずやられないし、立ちでも寝技でも。寝技は100%負けない自信付いたけど、立ち技でも総合の人が相手だったら大丈夫。MAXのトップ選手とかは別だけど…。
──じゃ、また武田幸三選手とやってって言われたら?(2005.2.23 MAXで対戦。3Rまで善戦するも宮田のKO負け)
宮田 いや、そこまではまだまだだけど(笑)、総合のレベルだったら大丈夫。

──何か必殺技はできました?
宮田 うん、自信あるのはいくつかあるけど、ここで言っちゃうと警戒されるから(笑)。寝技でも極め技あるし、立ち技もコンビネーションができるようになったし。ちょっと前までは、こうガーッと一発で倒そうとしちゃって、それで余計な力使っちゃってたけど、そうじゃなくて捨てパンチとかコンビネーションできるようになったんで。
──じゃあ次の試合が楽しみですね。早く試してみたい?
宮田 うん。
──『HERO'S』今年最初の試合は3月15日、開催が決まりましたけど、体調はどうですか?
宮田 うん、全然大丈夫。今年は『HERO'S』4大会、全部出たいですね。
──そう、所選手は『ZST』も『HERO'S』も全部出て10試合くらいやりたいって言ってましたよ。
宮田 あ、そう!? そんなにやんの? 何歳? 28? あんま変わんないな…。
──そうなんですよ。宮田選手は闘ってない選手もいっぱいいますし、今年は誰か興味ある選手とかいますか?
宮田 う〜ん、誰とやっても大丈夫。あんまり相手は選ばないし。
──そうですよね、武田幸三選手との試合も一日前のオファーで受けましたしね。
宮田 うん(笑)。でも絶対誰とやっても勝てるっていうか、五分にはやれる自信はある。やっと総合格闘技に慣れてきた感じ。
──そろそろ結果がほしいところだと思いますけど。
宮田 うん、次は結果出さないと。
──では、今年の目標をズバリどうぞっ!
宮田 今年は全戦全勝。あと、『バキ』になる。
──あの『グラップラー刃牙』?(板垣恵介原作の格闘技マンガ)
宮田 そう、俺、最初リングネーム付ける時も、宮田“バキ”和幸にしようと思ったくらい好きなんだけど、あんまり技がないし、友達に「本物の刃牙が泣くぞ」って言われてやめたんです。だから、もうちょっと刃牙に近づいたらリングネームに入れたい。
──早く「宮田“バキ”和幸」になれるよう頑張ってください! 最後にファンへのメッセージを!
宮田 えー、やっと恥ずかしくない試合ができるようになったので、成長した自分を見てください!
──はい、ありがとうございました!■


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>>宮田和幸プロフィール
アメリカ・ラスベガスにて山登りトレーニング中。雄大な自然をバックに、惜しげもなく肉体美を魅せてます!

同じくラスベガスにて、柔術の先生らと一緒に。足の小指を骨折するほど柔術特訓に明け暮れたという


こちらはムエタイ修行に行ったタイのイングラムジムにて。須藤戦で課題となった打撃を徹底的にトレーニング!


ムエタイのコーチとハイ・チーズ。朝夕とひたすらミット打ち&スパーリングに打ち込み、スネの痛みもなんとか克服


練習後、ムエタイのコーチと一緒にお鍋を囲んで。「タイはマンゴとかフルーツも最高においしかった」とのこと


インタビューを行った日は、このとおり唇に絆創膏を貼って登場。海外修行で必殺技も編み出したという宮田、3・15『HERO'S』でのパフォーマンスが楽しみだ!


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