ブラックマンバ
「実は３日前に長女が生まれたんです！（体重：7ポンド）女の子で、名前はアリアと付けました。ずっと妻に付き添って病院に寝泊りしてました。（試合の準備は大丈夫？）日本で試合することは決まっていたし、私はプロの格闘家ですからもちろん大丈夫です。娘が生まれたことで守るべきものができたから、モチベーションも上がったし、精神的にも良い状態だから今回はとくに頑張りたいですね。（練習に影響は？）人間なのでそういうこともありますけど、私はファイターなので関係ないです。今回の参戦を妻も『頑張って!!』と喜んで言っていたし、旦那が世界で有名なK-1、HERO'Sで闘うことを喜んでくれてます。（対戦相手の）ミヤタはレスリング出身で運動能力も高く、打撃、グラウンドも凄い選手。グラウンドに持ち込もうとすると思うが、そうはさせないよ。試合は宇野戦以来になります。（昨年の10月はケガで欠場したが？）今は100％大丈夫だ。（今年の目標は？）K-1 MAX、HERO'Sに参戦して、どんどん勝っていきたい。（トーナメントにも参戦？）Yes!　もちろんだ。（カルバンに関しては）彼とは一緒に食事をしたこともあるし、いい友人なんだ。私と同じカナダで練習していて、彼はバンクーバーに住んでるからね。しかし、闘うことになったら私は容赦しない。パンチ、キック、ヒザ、すべてを出してKOを狙っていく」

アリ・イブラヒム
「６歳の頃から柔道をはじめて、21歳まで続けていた。２年ほど前から総合の練習をはじめて、キックボクシングの試合も経験している。初めて挑戦したMMAの試合が2年前だったんだけど、その3週間前に練習をはじめたんだ。その試合はコロラド州デンバーで開催され（大会名：リング・オブ・ファイヤー）、相手は17戦やってるプロ選手だったけどチョークスリーパーで沈めたよ。総合はニューメキシコのチーム・ジャクソンで、柔術はニューヨークのヘンゾ・グレイシーのジムで練習している。あとキックの練習もニューヨークでやっている。アメリカに移り住んで8年になるが、最初はコロラド州のオリンピックセンターに住み、エジプト代表として世界の柔道大会に出ていました。96年のオリンピックには柔道60kg級でエジプト＆アフリカ代表として出たが、まだ17歳と若かったし、残念ながら2回戦で負けてしまった。日本の有名な柔道家――ヤマシタ選手、ソノダ選手、コガ選手など強いし尊敬している選手。日本の講道館でソノダ選手と一緒に練習したこともある。自分は黒帯で二段です（宇野の印象）彼の試合は以前からよく見ていた。彼は凄く技術も高いけど、弱点もあるから、倒せない相手じゃないと思う。弱点は今言うことはできないから、当日、会場かTVで見てほしいね。（得意技は？）最近の総合の選手たちはレスリング出身とかバックグラウンドを持つ選手が多いけど、総合をやるならオールダウンダーにならなきゃいけないと思う。僕のベースは柔道だけど、それに固執したくないし、どれか得意技を作ることはないよ。（カラムに総合を教えていた？）そう、一緒に練習したことはあるけど、たった２週間だけなんだ。もっとちゃんと練習していたら、あんな結果にはならなかったと思う。（イブラヒム一族はスポーツ万能？）はい、一族全体がスポーツに深く携わってます。父親も体操選手でした。今は僕の甥が筑波大学で柔道をやっているし、その他にも柔道をやってる親戚は多いです。（HERO'Sで闘いたい選手は？）現役の選手ではいないんだけど、ゲンキ・スドーは素晴らしい選手だから、もし復帰するなら僕が相手をしたい。現役の選手で言えば、ホイラーかな。試合スタイルもリスペクトしているし、ぜひいつか闘いたい。今回、念願のHERO'S参戦ができたことを本当に嬉しく思うし、このチャンスに良い試合をして、また日本に来て試合がしたい」

アンドレ・ジダ
「ムエタイは6年、総合は4年のキャリア。13歳でシュート･ボクセに入りました。（桜庭にアドバイスをもらった？）困難に陥ったときに、助言をもらいました。技術的なことと、人生についての助言。それはこの先、10年20年先もためになるものもありました。その内容に関しては言えないけど、技術的なことだけで言えば、逃げられない体制になった時にどう逃げるかとかそういうものです。今ここでやってもいいよ（笑）。以前、日本でシュートボクシングの試合に出たんだけど、減量する必要があったんです。でも減量のやり方を失敗してしまって、炭水化物を一切取らなかったので、最終的に1カ月で12kgも落ちて、ガリガリになってパワーも出なくて試合には負けました。（得意技は？）アグレッシブに攻撃することかな。タカヤ選手もとてもアグレッシブだから、僕らの試合は観客を魅了するだろうね。僕としてはお客さんが全員総立ちになって、鳥肌が立つような試合をしたいと思う。いつ何時でも僕はKO決着を狙っていく試合をする。もしグラウンドになったしても、寝た状態からKOする練習をシウバやショーグンたちの指導を受けてやってきたから大丈夫です。（ニックネームは？）この試合が終わってから付けようかな（笑）。（HERO'Sでの目標は）一番の目標は良い試合をすること。次はすべての選手の目標だと思うけど、ベルトを手にすること。自分のチームは世界一だと思ってるので、チーム一丸になって夢を実現したい。（K-1 MAXに興味は？）ムエタイの選手なので、オファーがあれば凄く光栄なのでぜひ受けたい」

山本宜久
「体調はいいですよ。でも相手がね、当日になってどこまでできるか。トレーニングしてるのが船木さんなんでね、引退した人ですから。現役の僕らとはやってることが違うと思うですよ。体重もあんまり落としすぎても、彼が本来持ってるものなのに、プロレスラーがなんで減量するかなって。僕もいろいろトップ選手とやってるんで、僕から言わせたら『ナメるな』って話ですよね。彼を知る人からは『好青年だ』って聞きましたけど、直接会話はしてないんで。僕のほうが明るくて、向こうのほうが暗い感じ（笑）。フィニッシュはボコボコのバッコバコですね。彼は、なんかいろいろと吸収してるとか言ってますけど、リングの上では通用しないんでね。当日、証明したいです。（誰と練習してる？）桜庭さんとか、出稽古ですけどみんな集まってやってます。（桜庭から何か言われた？）べつに、とくにないですよ（笑）。あんまり言っちゃうと"ピー"とか入っちゃうんで。（相手に一言）明後日なんで、逃げないようにリングに上がってください。それだけですね。今、体重は98～99kgくらい。（前田さんが『85kgのトーナメントに出たら』って）僕も出たいです（笑）。15kgくらい減量しなきゃいけないんで。（ストロングスタイルの柴田に分からせてあげたいことは？）彼、若いのに…って言っても27歳だけど、もっと威勢の良い、熱いものを投げかけてほしいですよね。プロレスラーのときはイキがってしゃべってるくせに、こっちにきたらおとなしくなって…お前は優等生かっちゅうねん！　もっとプロレスラーらしい言動をしてほしいですね。（前田VS船木の代理戦争という見方について）この前の会見には前田さん来てくれなかったんでね（笑）。向こうには船木さんいるのに、俺のほうはアレッ？って（笑）。じつは船木さんには19年前の、僕の気持ちがありますんでね。ここで柴田を倒して、船木さんを引きずり出したいですよ。解説も降りたんだから、現役復帰してもらって。（19年前、何があった？）それは僕の口からは…。船木さんは分かってると思いますけどね」