第2試合◎スーパーファイト
HERO'Sルール/5分2R延長1R
2R3分50秒、フロントチョーク
×

(日本/チーム ヨコヅナ)
vs
ドン・フライ

(USA/フリー)

試合内容
 昨年末のボビー・オロゴン戦以来の総合格闘技マッチとなる曙。最近はプロレスのリングで活躍しているが、HERO'Sでの初勝利がほしいところ。ブロック・レスナーのHERO'S参戦が噂されているだけに、曙もここで名乗りを上げたいことだろう。だが、今回の曙の相手は一筋縄ではいかない。総合格闘技の男塾・塾長と呼ばれる、ドン・フライが立ち塞がったからだ。フライは、寝技もさることながら、パワフルな打撃には定評がある。名勝負製造機といわれる所以は、どんな強敵が相手でも打ち合うフライのハートの強さと、パワーに裏打ちされている。 曙にとっては、窮地に立たされたといっていい。

 1R、突進する両者。いきなり足を止めて打ち合いとなる。ここでフライは、右ストレートをヒット。これをもらった曙は、たまらず組み付く。コーナーへ押し付け、お互いに接近戦でコツコツとパンチを当てていく。ブレイクとなり、左フックをフライが放つと、曙は突進してロープへ押し付け。この展開が、何度も続く。曙は、ワンツーからのヒザ蹴りのコンビネーションで攻める。フライは、どうにかガードした。

 2R、曙は鋭いジャブ。フライはローキックで曙の足を狙う。このとき、曙の右フックがフライの顔面へヒット。下がるフライに曙はロープへ押し付けてパンチを連打。離れると、今度は逆にフライが左フックをヒットさせる。またしてもロープ際での攻防が続き、曙は右ストレートを繰り出すと、バランスを崩して転倒。このチャンスを見逃さずにフライは、サイドポジションを奪うと鉄槌を落とす。嫌がる曙が下を向いたときに、フライはフロントチョークの体勢へ。これがガッチリと入り、曙がタップ。勝負は、意外なフィニッシュとなった。■


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コメント
ドン・フライのコメント
「今日に関しては、できるかぎりのことはやれた。その結果、このように勝てた。曙のような素晴らしい実績のある選手と、いい試合ができた。パンチをもらったのは、効いたね。彼はひじょうに押しが強くて、まるで自分の皮が上にずり上げられるようだった。あんな風に押し込まれたのは、今までの試合ではなかったこと。子供の頃のケンカ以来だった。
(涙を流しながら)試合後に頭を下げたのは、支えてくれたコーナーマンや神様に対しての感謝だった。ここ数年、私は大変な時期だった。試合をするなかでケガをして、それでも試合をしなければいけなかった。痛みに耐えるためにモルヒネなどの鎮痛剤を打って、中毒のようになってしまった。そして中毒状態のなか、チャンスをうかがっていた。そのことに周りは気付かなかったけど、妻は気付いてくれた。妻がたしなめてくれたことで、私は立ち直れた。今回は対戦相手が曙だったということで、このチャンスに対して神様にどうしてもお祈りしたかった。まず、日本のファンのみなさんには、そのことについて謝らなければいけない。私の弱い部分を見せてしまった。ファイターとしては、強い意志のもとに闘わなければいけないのに、申し訳ないと思う。今は真のファイターとして闘っているので、これからも応援よろしくお願いします」■
 
曙のコメント
「結果は負けになっていますけど、みなさまにジャッジしていただけないと困るんですけど、自分としてはタップするまで納得いく試合だったと思います。今までの試合から見れば。フライさんは思った通り。真正面から、期待した通りに打ち合ってきた。手数も出したつもりだし、打撃もかなり今までと違ったと思うんですけどね。最初の『Dynamite!!』が一番よかったと言われていたけど、それに近いような感じ。手を出しながら前に出たり。ロープ際でもボディを打ったり、打ち合っていたので。試合としては、ちょっと成長したんじゃないかと思うんですけどね。
点数? それはみなさんに出してもらわないと困る。まあ、出る前にVTR見てビックリしていたんですけど、格闘技人生が終わりだとかいう内容だったので。勝てれば一番いいんですけど、今日は負けても自分自身には負けないというテーマだったんです。気付いたんですけど、バテた時に自分は顔に出る。今日はそれが全くなかったので、負けていることに満足してはいないんですけど、内容としては満足しています。
大晦日の試合では、練習と反対のことをしていた。自分はアマチュアレスラーでもないから、テイクダウンを狙わず打撃勝負で。あとは、タックルですね。打撃はよかったですね。気持ちもいいし。言い訳というわけではないですけど、リングはチェックした時から滑っていた。ローキックも効いたというより、受けたところで足が滑ったんです。左足の小指が、マットに引っかかりました。勇み足っていうやつかな。これからも今まで通り、プロレスと一緒にやっていく。今日の試合内容も含めて、余計にやりたくなってきたんで、また出させていただけるなら出たいし、負けてはいるんですけど、気持ちはスカッとしていますね。
今日は、朝から気分がよかった。天気もよかったし。勝てれば最高の日でしたけど、あとは一緒に練習している人が後に控えているので。応援団長として。ロープ際の攻防は、難しいですね。ずるがしこいかもしれないですけど、僕が休める場所かもしれないですし。プロレスのようにロープの反動を使ってテイクダウンとか、勉強していきたいです。ヒザ蹴りに関してはボディにけっこう入れていて、「ウッ」っていう声とか聞こえたんですけど、角田さんとやった時のような突き抜けた感じはなかったです。開始早々にもらったパンチ? もちろん強いんですけど、遠いところからだったので威力がなかったです。くっついた時のコツコツとしたパンチの方が、いい感じでした」■
 
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