第3試合
HERO'Sルール/5分3R/70kg契約
3R判定3-0

所英男

(日本/チームゼスト)
vs ×
ホイラー・グレイシー

(ブラジル/グレイシー・ウマイタ)

試合内容
“闘うフリーター”こと、所英男が二回目の『Dynamite!!』の舞台に登場することとなった。前回は、ホイス・グレイシーと好勝負をして話題になった所が、今度はホイラーとの対戦が決定。ホイラーは、「もしかしたら、これが最後の試合になるかもしれない」と意味深なコメントをしているため、これが引退試合になるかもしれない。

 1R、右ローキックで攻める所。ホイラーはサイドキックを放ちつつ、前蹴りで距離を保つ。所は右フック。ホイラーはタックルへ入る。寝技で下から腕を狙う所。腕十字を仕掛けた所は、マウンポジションを奪われてしまうが、そこから脱出するなど、見せ場を作った。

 2R、ホイラーは前蹴り。所は右ローキック、ミドル、ハイキックと多彩な蹴りを見舞っていく。ホイラーが組みつきにくると、所はこれをガード。立ち技での展開では、右飛びヒザ蹴りをヒットさせた所。上に乗る所は、マウントポジションを奪った。追い込まれたホイラーだが、サイドポジションを奪い返すなど、意地をみせた。

 3R、右ローキック、ミドルキックを放つ所。飛びヒザ蹴りを出しつつ、寝技の体勢へ。所は、差し合いの展開から、寝技でマウントポジションを奪う。これをディフェンスしたホイラーは、バックをとるとマウントポジションを奪い返す。一進一退の攻防となり、勝負は判定へ。打撃で優勢に立った所が、3−0でホイラーを下した。■

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コメント
ph 所英男のコメント
「ホイラー選手みたいなすごい選手に判定ですけど、勝てたので納得していますし、嬉しいです。内容はダメ出しされました。でも今年、勝ち越せてよかったです。僕の前に勝村さんが気持ちを出した試合をしてくれたので、感化されましたね。(風邪ですか?)風邪です。熱っぽいんです。大阪に来る前に部屋の大掃除をしたんですけど、埃が舞っていたみたいで、のどから(笑)。プロとしてダメですよね。(相手の寝技は)去年のホイス・グレイシー選手とは違うプレッシャーでした。強かったです。(飛びヒザの感触は)いい感触でした。離れ際を狙っていたんです。もっと出せればよかったですね。(イメージしていた試合は)対柔術家なので、ポジションを取られてからがポイントだと思っていました。それを前田日明さんに教えてもらいました。対策はバッチリでした。(来年に向けて)また一番を目指したいです。来年で30歳なので結果も残さないといけない、と感じています。引き続きがんばります。須藤元気選手と闘いたい気持ちはありますが、相手がやりたいと思うくらいのおいしい選手にならないと、と思います。(今年を振り返って)厳しかったです。辛い、厳しい思いをしたので成長できました。(前田さんからはなんと?)勝ったやないか、と。あとは個人的な話です(笑)」■
 
ホイラー・グレイシーのコメント

「大晦日の最後の日に試合を、しかもトコロのような素晴らしい選手と試合を組んでもらえたことに感謝している。負けに来たわけではないですが、結果的に負けてしまいました。いい試合でした。(所選手の印象は)タレント性、若さ、それに予測できない選手でした。まだ成長できる選手です。総合のトップレベルになれる選手ですよ。(判定負けに異論はありますか)僅差の試合でした。私は勝ち負けに対してなにか言える立場にはいません。それはジャッジの仕事ですし、ファンが決めることです。(引退に関しては)いい試合ができましたけど、ちょっと考えます。負けて引退はしたくないですからね。(飛びヒザのダメージは)2R目の蹴りは入りましたね。それだけがダメージではないですけど。お互いにいい時間を作りました。タイミングがよかったですね」

ホイス・グレイシーのコメント
「私の意見としては引き分けだと思いますが、あの試合がテクニカルだったことは間違いないです。お互いに素晴らしい試合をしました。私はホイラーが兄であることが誇りです」■
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