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 K-1ハワイ大会でマイク・マローンから豪快なKO勝ちを収めたチェ・ホンマンが、今度は世紀のビッグイベント『SoftBank presents Dynamite!! USA in association with ProElite』(6月2日=現地時間、アメリカ/ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム)で、ブロック・レスナーと総合格闘技ルールで闘うことが決まっている。そんな超多忙なホンマンを直撃。前編と後編に分けて、お送りする。

周りはみんな反対していた

photo――昨年末は『Dynamite!!』で総合格闘技の試合(ボビー・オロゴン戦=KO勝ち)を初体験しましたが、どんな印象がありますか?
ホンマン 思っていたよりも楽しかったですね。正直に言うと、K-1より楽に試合運びができたので、思っていたよりも良かったです。
――そもそもシルム(韓国相撲)から格闘技に転向した理由は。
ホンマン 勝負だけではなく、あの舞台、リングに立てることを光栄に感じています。そんな思いから、闘ってみたいという気持ちにつながったのだと思います。
――転向の際、周りからの反対はなかったのですか?
ホンマン 両親も友人も、私のことを知る人は、みんな反対していました。とても心配していたのだと思います。今でも辛い思い出です……。
――シルムから転向した頃の話ですが、ご家族はどんなアドバイスがあったのでしょうか。
ホンマン それが、もう大変なんですよ(笑)。以前、両親は格闘技について何も知りませんでした。でも格闘技を始めてからは、いつも見てくれるのですが、もう専門家気取りですね。試合があるたびに録画して、いつもアドバイスしてくれますよ。
――どんなアドバイスですか。
ホンマン 今日は顔色が良くないとか、些細な姿まで見てくれています。細かく指摘してくれるので、元気が出ますけどね。
――ご家族は、どんな存在ですか。
ホンマン 試合会場に両親が来ると、なぜか良い試合が出来ないんですよね。逆に家で応援してくれる方が、プレッシャーにならないでのいいのかもしれません(笑)。

ケンカはやられる方でした

photo――ちなみに小さい頃は、どんな子供でしたか?
ホンマン 今と正反対でしたね。幼い頃は体が弱かったし、ケンカではやられる方でしたから。
――そんなに体が大きいのに!
ホンマン 目立つからでしょうね。だから、小さいときは両親を恨んだこともありましたよ。今はみんな親切にしてくれるし、人と付き合うことが好きなので、いいですけど。
――韓国で格闘技がブームになっていますが。
ホンマン 格闘技の選手の立場からすると、とてもいい傾向だと思います。もっと活性化することを願っていますし、頑張りますよ(笑)。
――レスナー戦は、ご家族を招待しますか?
ホンマン いや、遠すぎますね。私だって遠いと思っているし、逆に来てくれない方が、いい試合ができるかもしれない。できれば来ないでほしいなぁ(苦笑)。

インターネットは一日2時間

photo――格闘技は危険なスポーツだと思いますが、後悔はしていませんか。
ホンマン いいえ。むしろ、得たものは多いですよ。最初は皆に心配されたりして、不安を感じながら格闘技を始めたものです。でも今は、格闘技からたくさんのことを学んでいます。
――練習以外では、どんなことをしているのでしょうか?
ホンマン 趣味は、かなりの時間、インターネットをしていますよ。他の人の倍はしていると思います。ゲームはしませんが、インターネットで、韓国の出来事はチェックしていますし、中学生や大学生のファンとたくさん対話していますね。毎日、2時間はしています。
――どんな話題が出てくるのでしょうか。
ホンマン 小さな子供と話していると、想像もつかないような話が出てくるんです。試合に勝ったら、嬉しい言葉もかけてくれますが、負けたら脅迫されることもあります。だから負けられないんですよ(笑)。
――子供たちに反論をするのですか。
ホンマン そんなときは、面白がったり、腹が立ったりといろいろですね。私も勝負事になると、ちょっと感情的になりますから(苦笑)。■

※以下、<後編>へ続く…。

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